高性能、多機能、高速赤外線カメラを展開するドイツInfraTec社の冷却式赤外線サーモグラフィーImageIRシリーズです。
画素数は320x256、640x512、1280x1024、1920x1536の4タイプ、各波長帯に応じたラインナップを揃えております。高速同期撮影により、高速微小温度差の解析に最適です。 オプションレンズも各種揃えており、用途に合わせたご提案が可能です。専用ソフトウェアからのリモート操作可能。
カメラリンクやギガビットイーサーネットからのデジタル画像出力で、パソコン上でクリアな熱画像がご覧になれます。
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赤外レンズ
- ゲルマニウム(Ge)レンズ (透過波長帯1.8~23μm)
- シリコン(Si)レンズ (透過波長帯:1.2~15μm / 25~300μm)
- サファイア(Al2O3)レンズ (透過波長帯:0.17~6.5μm)
- フッ化カルシウム(CaF2)レンズ (透過波長帯:0.13~12μm)
- フッ化バリウム(BaF2)レンズ (透過波長帯:0.15~12μm)
- セレン化亜鉛(ZnSe)レンズ (透過波長帯:0.5~22μm)
- 硫化亜鉛(ZnS)レンズ (透過波長帯:0.37~14μm)
- カルコゲナイドガラスレンズ (透過波長帯:0.75~14μm)
- ダイヤモンドレンズ (透過波長帯:220nm~THz・マイクロ波)
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- 赤外ファイバ(中・遠赤外用)
- Winston Cone・CPC(複合放物面集光器)
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- 機能ユニット・モジュール
- その他(チョッパ、ミラーなど)
その他光学機器・部品
ImageIRシリーズ
特長
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アプリケーション
- 高速サーモグラフィー
ImageIRⓇの高速測定の特長を生かし、高速で動作している物体の温度測定や瞬間的な事象の温度変化を捉える測定に最適です。 更に画素数を減らして読み出すことにより、さらなる高速測定が可能となります。 例えば、高速で回転するブレーキディスクの制動時の温度分布は、今までのカメラでは測定が不可能でした。 オプションのソフトウエアを使いラインスキャンモードで測定すると、最大25kHzの測定が可能となりディスクブレーキの温度分布が一目で分かるように記録されます。(下図4)
- マイクロスコープ・サーモグラフィ(顕微サーモ)
半導体チップやマイクロマシン等の非常に小さいエリアの温度分布を、高速に且つ正確に測定が必要な場合に性能を発揮します。 オプションで選択可能なマクロレンズや1倍~8倍の顕微レンズを各種選択可能で、作動距離が30cmのレンズもラインナップされており、さまざまな状況での測定に対応可能です。
- アクティブ・サーモグラフィー(ロックイン・サーモ)
ImageIRⓇの非常に高い感度と高速での撮影が可能なことから、対象物の昇温に関係のある事象と同期をとりながらの撮影が可能(ロックイン、または同期検波という)となり、一般には埋もれてしまうような微小の温度変化を捉えることが可能です。 また、同期の位相を変えることにより、温度の伝搬に依る遅れも加味した微小温度変化も捉えることが可能となります。 同期方法には外部トリガ入力に依る撮影方式と、カメラ側の撮影同期を外部トリガ出力する撮影方式がある。 オプションのソフトで撮影条件の設定、撮影・記録、データ処理ができます。
- スペクトラル・サーモグラフィ
赤外線領域は化合物の指紋領域ともいわれ、各分子固有の吸収スペクトルが複雑に現れる帯域です。特定の物質をリモートセンシングする場合、固有の吸収スペクトルを特定することが必要です。
ImageIRⓇのMWIRカメラは2~5.7μmと広いスペクトルレンジがあり、オプションで装備できる5ポジションのフィルタホィールに異なるバンドパス・フィルタを設置して撮影すれば、マルチスペクトルの画像が取得できます。
先進機能
- 電動フォーカス(オプション)
・ 電動フォーカス機能をカメラ側に持たせ、全てのレンズで電動フォーカス/オートフォーカスが可能
・ リモートで正確に早くフォーカス調整が可能
・ 低いコントラストのイメージでも正しくオートフォーカスが可能
- 電動フィルタ・アパーチャホィール(オプション)
・ 電動フィルタホィールと電動アパーチャホィールの両方の組合せで最大30通りが可能
・ キャリブレーション・ファイルと減光フィルタの組合せにより、自動で高温測定が可能
・ バンドパス・フィルタの組合せでマルチ・スペクトル・カメラを実現
- ウインドウイング撮影(標準機能)
・ 測定エリアを制限することにより高速読出しが可能となり、例えば25kHzの高速撮影が可能 ※ モデルにより異なる
・ 標準的なサイズ(1/4フレーム、1/16フレーム)に簡単な操作で切り替えが可能
・ 任意のサイズでも切り替えが可能
- マイクロスキャン撮影(オプション)
・ マイクロスキャン・ホィールを高速に回転させ、入射光を半ピッチづつずらして4回撮影することにより4倍の
高画素化をリアルタイムに実現 ※ 対応モデル:ImageIR-8300hp、9300、9400、8800
・ もちろん、全ての画素はキャリブレーションされた正確な温度データの表示が可能
・ 非常に低ノイズな撮影が可能で高画素化が実現
- ビニング撮影(オプション)
・ 4画素を1画素として読出すことにより、およそ3倍の高速撮影を実現 ※ 対応モデル:ImageIR-9400、10300
・ 面積効果により温度分解能を大幅に改善
・ 標準撮影と同じ画角を維持して高速撮影が可能
- MIT:マルチ露光時間(オプション)
・ キャリブレーションされた複数の露光時間で撮影し、リアルタイムに画像を融合することにより、広いダイナ
ミックレンジを実現
・ 手動でのキャリブレーション・ファイルの切替えが不要で、温度変化幅が大きい対象物の撮影に有効
ソフトウェア
- Windows互換のメニュー配置により感覚的な操作が可能
- 詳細なカメラ制御が可能
- 高速記録・高速処理
- 標準的な機能を有した IRBIS® 3 Standard
- 追加機能を有した IRBIS® 3 Plus
- 強力な解析機能を有した IRBIS® 3 Professional
- 回転系計測に特化した IRBIS® Rotate
- システムに組込可能な
IRBIS® Software Development Kit(C++, LabView対応バージョン選択可能)
システム例
- 高品位ゲルマニウムカメラレンズ
- Camera Link
- MIO (Measurement Input/Output) interface for ‘pro’ camera models
- Gigabit Ethernet
仕様
以下は仕様の一部です。詳しくはカタログダウンロードよりご覧ください。
上記仕様は予告無く変更する場合があります。