中空導波管(Hollow Core Waveguide、HCW)は、ガラスの中空キャピラリ内に銀の反射コートを施したもので、中実のファイバと同じようにフレキシブルな導波管として、非常に広い波長帯域に用いることが出来ます。
NAが比較的小さいことからあまり熱的現象の観察やイメージングには適しませんが、中実ファイバのような界面でのフレネル減衰などは生じず非常に高透過率(>80%)を持つので、QCLやCO2レーザなどに代表されるレーザの高効率伝送に適しており、また中空であることを活かしたガスセルのような転用なども可能です。
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中空導波管(HCW)
特長
・選べる最適波長(内部コーティング特性)
・選べるコア内径
・レーザのモード(Single、Multi)の最適性も選択出来る
(画像のようなGaussianなSingle modeレーザの伝送も可能)
・SMAやFC/(A)PCなどの汎用コネクタとの接続も、コネクタなしのキャピラリのみの提供も可能
用途
・高透過率を活かした、レーザ光の高効率伝送
・フレキシブル性を活かし、入り組んだ構造物を貫いての光伝送
・紫外向けHCW、可視向けHCWなどとの併用あるいはバンドル化
・ガスを通して長光路ガスセルとしての転用 など
仕様
幅広い波長域で高透過率を実現
※さらなる詳細は後日更新させて頂きます、申し訳ございません
取扱い上の注意
ガラスを基材とした、非常に細い内径の中空チューブであるため、以下の点に充分にご注意下さい。
(1) ホコリ・水分(その他の蒸気を含む)などの混入で大きく性能が落ちます
(2) 一般的に中空コアファイバーは他の赤外線ファイバーに比べて丈夫ですが、それでもファイバーの破損には注意が必要です。
特に、内径が大きい(ID > 700 µm)ファイバーは、内径が小さいファイバーに比べて柔軟性が低く、
ファイバーが推奨最小半径を超えて曲がらないように、さらに注意を払う必要があります