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間違えると危険!正しいUV照度計の選び方 【UVユーザーの皆様へ】

         アイ・アール・システムの赤外コラム 番外編
         間違えると危険!正しいUV照度計の選び方 【UVユーザーの皆様へ】

         1 UVの危険性と測定の必要性
         2 UV照度計の落とし穴
         3 UV照度計の正しい仕様選定
         4 正しいUV照度計のご提案
         5 FAQ

1 UVの危険性と測定の意義

     コロナウイルスの流行によって感染症対策製品への関心が高まる昨今。

     2020年以降、様々な企業が除菌装置や空気清浄機などを新たに発売しており、

     その中にはUVCの除菌効果を利用した製品も数多く含まれています。

 

     しかし、UVのエネルギーは可視光や赤外線と比較して非常に強力なため、

     強力なUV照射はウイルスや菌だけでなく人間の細胞まで破壊してしまうことがあります。

 

     ユーザーの安全を守るため、UV除菌製品の製造者や販売者は

     各UV光源のUV照射量をきちんと数値化して管理することが望ましいと言えます。

2 UV照度計の落とし穴

     UV照射量の数値化には、一般的にUV照度計が使用されます。

     ネット通販などで購入できる照度計もあるため、入手はとても簡単です。

 

     しかし、1台の照度計が正確に測定できるのは、限られた一部の光源のみです】

     これを知らずに不適切な照度計を使用すると誤った測定値が表示されてしまいますし、

     誤ったデータを元に製造・販売された製品は、

     ユーザーに深刻な健康被害を与えることになりかねません。

 

     安心・安全なUV除菌装置をユーザーに届けるためには、

     測定対象の光源に最適な照度計を使用することが肝心です。

3 UV照度計の正しい仕様選定

     照度計が測定対象の光源に最適かどうかを判断する材料は、大きく分けて以下の3点です。

 

      ☆ 測定波長帯

      ☆ 測定照度レンジ

      ☆ 較正波長 (光源のピーク波長)

 

     それぞれの解説とOK例/NG例は以下の通りです。

     1つでもNG例に当てはまっていた場合、その照度計は不適切です。

 

 

     【測定波長帯】

      「光源の波長と照度計の測定波長帯が合っているかどうか」です。

 

      OK例

      ・265nmにピークがあるUV-LEDを測定したいという場合に、

       220~300nmに感度を持つ照度計を使う

 

      NG例

      ・265nmにピークがあるUV-LEDを測定したいという場合に、

       300~400nmにしか感度がない照度計を使う

 

 

     【測定照度レンジ】

      「測定する照度と照度計の測定照度レンジが合っているかどうか」です。

      意外に見落としがちなため、要注意です。

      特に、実際の照度よりも低く勘違いしてしまうケースは非常に危険です。

 

      OK例

      ・実際の照度が100mW/cm2の場合に、

       測定レンジが1~1000mW/cm2の照度計を使う

 

      NG例

      ・実際の照度が100mW/cm2の場合に、

       測定レンジが0.01~10mW/cm2にしかない照度計を使う

        →表示値は検出上限の10mW/cm2となっていても

         実際の照度は10倍の100mW/cm2のため危険!

 

      ・実際の照度が100mW/cm2の場合に、

       測定レンジが200~20000mW/cm2にしかない照度計を使う

        →表示値が(検出下限を下回るため)0mW/cm2となっていても

         実際の照度は100mW/cm2のため危険!

 

     【較正波長】

      「照度計の較正が測定対象光源に対して最適化されているかどうか」です。

      意識して確認しないと見落としてしまいがちなポイントです。

      較正波長を明確にしていない照度計も存在するため、注意が必要です。

 

      OK例

      ・265nmにピークがあるUV-LEDを測定したいという場合に、

       265nmにピークがあるUV-LEDで較正された照度計を使う

 

      NG例

      ・265nmにピークがあるUV-LEDを測定したいという場合に、

       254nmにピークがあるUVランプで較正された照度計を使う

 

      ・265nmにピークがあるUV-LEDを測定したいという場合に、

       280nmにピークがあるUV-LEDで較正された照度計を使う

4 正しいUV照度計のご提案

     「そうは言っても理想的な照度計を探すのが難しい」

     「通販で見つけた格安製品は仕様が曖昧で信用できない」

     

     そんな方にオススメしたいのが、

     セミオーダーメイド方式を採用したsglux社製 UV放射照度計です。

 

     このUV照度計は

 

      ☆ 測定波長帯

      ☆ 測定照度レンジ

      ☆ 較正波長 (光源のピーク波長)

 

     を全てお客様のご希望に合わせて選択可能になっています。

 

     つまり、「既存の照度計から最適なものを探す」のではなく

     「用途に合わせて最適な照度計を作り出す」ことが可能です。

 

     具体的なラインナップはコチラの製品ページにてご確認ください。

     222nm254nm265nmなど様々な波長に対応している他、

     pW/cm2オーダーからW/cm2オーダーまで幅広いレンジにも対応しています。

5 FAQ

     Q1. 「セミオーダーメイド」は高価なのでは?

     A1. ハンディ照度計は税込20万円を下回る価格で、

         測定器としては大変お求めやすくなっております。

 

     Q2. 「セミオーダーメイド」は長納期なのでは?

     A2. 通常納期は4週間程度ですが、お急ぎの場合は別途協議させていただきます。

 

     Q3. 国内導入実績は?

     A3. 電機メーカー様や化学メーカー様などに多数ご採用いただいております。

 

     Q4. 維持費(ランニングコスト)は?

     A4. 製品に消耗品は含まれておりませんので、基本的には不要です。

        ただし、再較正は有償での対応となります。

        具体的な費用に関しましては、担当者までお問い合わせください。

 

 

 

        【お問い合わせは以下から】

         お問い合わせページ → リンク

         お電話 → 042-400-0373

         メール → office@irsystem.com

         株式会社アイ・アール・システム 営業2部

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