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②果物と野菜

 果物野菜の流通過程では、最終的に市場に出荷される前に、収穫、洗浄、選別、等級分け、梱包など、いくつもの検査段階があります。特に高速で処理を行うラインの場合、目視検査では小さな損傷を見落とすことがあります。また、手動での選別は、速度が遅い、コストが掛かる、バラつきが出る、効率が悪い、個人差がある、人為ミスが生じるといった問題点があります。

 ハイパースペクトルイメージングは、損傷pH可溶性固体濃度、表面の色や外観など、果物や野菜の品質管理に有効です。例えば、病原体が存在する可能性がある損傷した表皮の検出ができます。低温損傷内部の病変などの欠陥を調べることもできます(この場合、反射光による計測だけではなく、透過光や蛍光イメージングを加えることも可能です)。また、熟成度かたさを評価することも可能です。例えば、バナナは熟成すると皮の含水量が下がり800〜960nmの反射率が低下します。果物中の水分の測定により、食品加工における水分含有量のバラつきを抑え、安定した品質の食品を製造できます。

 

測定波長帯

検査項目

リンゴ

VNIR / NIR

打撲傷の検出、かたさ、可溶性固形物、低温傷害、糖度、デンプン指数、糞便汚染

オレンジ

VNIR

可用性固形物

ブドウ

NIR

フェノール含量、糖度(°Bx)、滴定酸度、pH

ナシ

VNIR

かたさ、打撲傷

モモ

VNIR

かたさ、打撲傷、色、pH、乾燥重量

イチゴ

VNIR

打撲傷、低温障害

マンゴー

VNIR

表皮の損傷

アボカド

VNIR / NIR

乾燥物含有量

バナナ

VNIR

硬度、熟成度、可溶性固形分、含水率、色

トマト

VNIR / SWIR

打撲傷、裂果、かたさ、内部障害、熟成度

キュウリ

VNIR

打撲傷、低温障害、内部障害(透過型計測)

ブロッコリー

VNIR / SWIR

色、熟成度、糖度

ホウレンソウ

VNIR

大腸菌検出、糞便汚染

キャベツ

VNIR

細菌汚染

タマネギ

NIR

表面の損傷、Sour Skin

ジャガイモ

VNIR / SWIR

調理時間、疫病、デンプン量、糖度、汚染

ニンジン

VNIR

含水率、色

マッシュルーム

VNIR

低温障害

 

その他の検査については以下のリンクをご覧下さい。

   
 
   
 
 

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