ハイパースペクトルカメラは、文化遺産、絵画、工芸品、歴史的文書の分析や、偽造文書の検査などに使用されています。
どのようなデータが取れるのか、どのように見えるのか、いくつかの例を紹介します。
技術情報TECHNICAL INFORMATION
②ハイパースペクトルカメラの測定例
・印刷物の測定
・偽造文書の測定
最初の画像では「05898(塗りつぶし)」と見えていますが、ハイパースペクトルカメラで分析していくと、
「irsystem」と書いてあったことがわかります。
この様に、変造された文字の発見、インクの種類や黒塗りされた文字の判別も可能です。
・絵画(油絵)の測定
左上は、油絵の可視画像です。
左下は、その油絵の様々な場所のスペクトルです。任意の場所のスペクトルを比較して表示できます。
その他の4枚が、ハイパースペクトルカメラで撮影した画像です。波長によって見え方が変わるので、肉眼(左上の画像)ではわかりにくい違い、絵の具の違いや下塗りなども見えてきます。
この様に絵画を測定することで、材質成分の分析や経年変化を推定することができ、その絵画の分析・評価や修繕に役立てることができます。
その他の項目については以下のリンクをご覧下さい。
①ハイパースペクトルカメラでの見え方 ②ハイパースペクトルカメラの測定例 ③装置概要 ④主要機能及び特長 ⑤回転型スキャナ
⑥デスクトップ型スキャナ ⑦広範囲型スキャナ ⑧光源 その他
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