焦電センサに波長可変フィルタを搭載することで、3.1µm~10.5µm(950~3200cm-1)の分光測定をコンパクトに実現しました。
専用の評価キットを用いることでセンサと赤外光源の駆動・信号処理を行い、透過・反射スペクトルを測定できます。
様々な現場でお使いいただける簡易的な分光器としても、製品への組み込みにもお使いいただけます。
製品情報PRODUCT INFO
赤外線計測機器・装置
- 赤外センサ、カメラの試験
- 分光測定
- 赤外カメラ
- レーザー距離計
- 防衛用途関連製品
- その他計測機器・装置
光部品・モジュール
- 光源
-
窓・フィルタ・レンズ
- 赤外窓・ウインドウ
-
赤外レンズ(結像・集光用)
- ゲルマニウム(Ge)レンズ (透過波長帯1.8~23μm)
- シリコン(Si)レンズ (透過波長帯:1.2~15μm / 25~300μm)
- サファイア(Al2O3)レンズ (透過波長帯:0.17~6.5μm)
- フッ化カルシウム(CaF2)レンズ (透過波長帯:0.13~12μm)
- フッ化バリウム(BaF2)レンズ (透過波長帯:0.15~12μm)
- セレン化亜鉛(ZnSe)レンズ (透過波長帯:0.5~22μm)
- 硫化亜鉛(ZnS)レンズ (透過波長帯:0.37~14μm)
- カルコゲナイドガラスレンズ (透過波長帯:0.75~14μm)
- ダイヤモンドレンズ (透過波長帯:220nm~THz・マイクロ波)
- 赤外ビューポート(フランジ付)
- 光学フィルタ
- 赤外カメラレンズ
- センサ(検出器)
- 周辺光学系
- 赤外分光用 試料基板
- NDIRガス濃度計測モジュール
光学部品向け非接触検査・評価装置
その他光学機器・部品
中赤外FPI分光センサ(3.1-10.5µm)
アプリケーション
・大気ガスモニタリング(CO2、CO) ・排気ガス測定(SOx、NOx) ・可燃性ガス計測(メタン、プロパンなどHC系) ・燃焼モニタリング(天然ガス、バイオガス) ・冷媒ガス測定(フロン、代替フロン) ・麻酔ガス測定(笑気ガスなど) |
・血液・尿中のグルコース濃度計測 ・生体ガス計測
・水分、氷などのH2O検知 ・有機薄膜などの膜厚測定 |
波長ラインナップ
型番 |
波長可変範囲(um) |
半値幅(nm) | 波数可変範囲(cm-1) |
半値幅 (cm-1) |
フィルタ時定数(ms) | 開口 mm |
データシート |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LFP-3144C-337 |
3.1-4.4 |
55-70 | 2300-3200 | 142-180 | 3-5 | φ1.9 | 詳細 |
LFP-3850C-337 | 3.8-5.0 | 60-75 | 2000-2650 | 130-170 | 2-12 | φ1.9 | 詳細 |
LFP-5580C-337 | 5.5-8.0 | 100-130 | 1250-1800 | 75-100 | 1-10 | φ2.0 | |
LFP-80105C-337 | 8.0-10.5 | 130-220 | 950-1250 | 45-77 | 1-8 | φ2.0 | 詳細 |
*1(500K, 10Hz, 1Hz, 25℃, without window) [10E+8cmHz^1/2/W]
セットアップ例
FT-IRとの比較
FT-IRのような精細な波長分解能は望めませんが、ガスや各種赤外線吸収の特徴を捉えることが可能です。
ポリエチレンの透過率グラフ(FTIR/FPI分光センサで測定)
評価キット
- 機能
・FPIフィルタ制御(測定波長・スキャン条件指定)
・分光センサを起動し信号の解析(スペクトル表示・保存)
・赤外光源の起動(周波数、Dutyサイクル、駆動電流指定)
- 内容物
・動作基板(評価キット本体のPCボード)
・ボード接続用リボンケーブル
・ディテクタボード
・赤外光源
・USBケーブル(USB2.0インターフェイス)
・専用ソフトウェアインストーラCD(Windows 2000、XP、Vista、7、10)
- 駆動PC必要要件
・Windows2000, XP, Vista, 7, 10
・USB2.0接続
・電源供給12V DC(最低300mA)
即時使用オプション
オプションのご指定がない場合、評価キットは上記のような基板そのままの状態で納品されます。
基板そのままの場合、お客様ご自身で電源の用意、光源の配線等を行っていただく必要がございますが、
これらのご使用前準備と評価キットボードの筐体化を弊社で承る「即時使用オプション」をご用意しております。
配線不要ですぐにお使いになりたい方におすすめの追加オプションです。
- 即時使用オプション内容
・赤外光源の配線(ディテクタボードに接続するコネクタ追加)
・評価キットボード(基板)の筐体化
・ACアダプタ
・同期TTL信号出力用のBNCコネクタオプション(要選択、追加費用)