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赤外カメラ・サーモグラフィー活用例

サーモグラフィーによる動物の熱画像撮影

サーモグラフィーによる測定は人体に対して医学的にも使われているように、動物に対しても有効です。

サーモグラフィーは非接触で温度を測定できるので、危険な動物にも接近することなく、檻の向こう側にいる動物の温度も測定できます。動物から離れたまま撮影が出来るので、動物にとっても余計なストレスがかかりません。サーモグラフィーはパッシブ方式の測定器であるため機器から赤外線を発する必要がなく、測定対象である動物から放射される赤外線の量をセンサーが感受することで画像表示するため測定対象物に何ら影響を与えません。

檻の向こう側の虎 触れることなく温度が計測できます。
寝ているカンガルー 安眠を妨げません。

サーモグラフィーを使っての撮影は広範囲の撮影も、ラットの実験のように非常に近接を要する場面でも簡単に使えます。望遠レンズを使うとより遠方の動物が撮影可能となります。

ウサギを近距離から撮影
手の届かないキリンの頭部も楽々計測
30mくらい遠くにいるライオン
ロープにつかまっているチンパンジー

ポイントの放射温度計、接触式温度計と比べてサーモグラフィーには優れている点が数多くあります。

単眼放射温度計では1点の温度を測定するのに対して、サーモグラフィーには1枚の画像の中に測定点が数万点あります。低価格帯のサーモグラフィーでも1万点を超える測定ポイントが1画像の中にあります。1点の測定では実際に計るべき点を測定しているのかどうかの判別も困難ですが、サーモグラフィーはその温度情報を熱分布画像として表示しているので、ディスプレイを確認すれば自分がどこを測定しているのかが一目瞭然です。また接触式では困難ですが、サーモグラフィーなら離れた場所から撮影ボタンを押すだけで楽に撮影ができます。

また、相対的な温度分布が一目瞭然でわかるので広範囲を見て、その中の高温部分を見つけたりするのも容易です。例えば群れの中の動物で異常に発熱する固体を発見ということも可能です。馬・牛・豚など牧畜の日常の体温管理、群れの中の異常熱を持った固体識別といった衛生管理にも使用できます。

炎症箇所の発見も可能です。競走馬の世界では屈健炎のような脚部の不安が非常に大きな問題となります。サーモグラフィーを使えば早期発見や病状悪化の回避につながります。サーモグラフィーの機能として最高温度追尾カーソルなどもありますので、異常部分の検知が容易となります。

群れている鹿
シマウマ。特に脚部不安はないようです。
屈腱炎を持つ馬
炎症部分が熱くなっています
左右の足で温度に違いがあります

撮影したデータは画像データとして保存でき、報告書作成も簡単に出来るので、定期的な温度管理を行うことでより行き届いた動物の健康管理が可能です。

また赤外線サーモグラフィーは赤外線を感知するので、肉眼では見分けの付き難い視野の中でも温度が高い生物は一目瞭然で周囲と識別でき、暗闇でも熱画像は影響を受けないため暗闇や茂みの中での動物の検知に使えます。

遠くのワシ 木の中で目立ちませんが画面内の最高温度追尾カーソルはワシにあっています。
暗がりでも熱を検知するのでフクロウなど鳥も見えます

既に研究や教育の目的で赤外線サーモグラフィーは既に広く使われています。

以前は非常に高額であったサーモグラフィーも近年では低価格化が進んでおり、100万円以下で、かつ非常に小型で屋外での持ち運びにも便利な携帯型も出ています。生体の熱画像撮影をご検討されている方はぜひ一度ご相談ください。

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